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Ⅰ)最近の感染症

2018.4.4

1) インフルエンザ
   1月後半からA型とB型インフルエンザの中規模流行がありましたが、4月に入って
   流石に収束しつつあります。 今回は年末より、A,B型が並行して流行していまし
   たので、両者に感染したお子さんがかなりいました。

2) RSウイルス感染症
  一部の保育所を中心にRSウイルス感染症が流行しています。
  ぜーぜーして呼吸が重症化するのは主として6ゕ月~1歳児です。 又、過去に喘息
  発作を起こしたことのあるお子さんは、RSウイルス感染時にも発作を起こす可能性が
  あります。 ぜーぜーがある場合はステロイド吸入剤、抗アレルギー剤などを用い、
  喘息発作と同じように治療をすると効果があるようです。
  2歳児以上ですと、鼻水くらいで治まるので、呼吸音に問題が無ければ、検査はして
  いません。

3)ヒトメタニューモウイルスも流行しているようです。 年長児には鼻水程度の症状なので、
  特に検査はしません。
  発熱が3日以上続く場合や、呼吸音がゼロゼロしている場合は検査をします。
  このウイルスに対して効く抗ウイルス剤はありませんので、普通の気管支炎に対する
  治療を行います。

4)溶連菌感染症はコンスタントに発生しています。








Ⅱ)ギャラリーサイトを更新しました。(LinkIcon更新サイトへ)。

2017.11.27

TM naturephoto.png
LinkIconhttp://takumiphoto.html.xdomain.jp/index.html



Ⅲ)4月の診療日程

<4月のお知らせ>
毎月第一土曜は休診日です。
4月8日(日)は休日当番の為、診療致します。
4月10日(火)は休日当番の代休です。

2018.4.4


【 2018年4月 】
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内容
通常診療日
祝日・日曜日・休診日
12時30分で診療受付終了
休日当番





Ⅳ)夜尿症治療の進歩

2018.4.20

夜尿症とは5~6歳を過ぎても月に数回以上(~毎晩)に尿を漏らす状態で、
小児の6.4%が悩んでいると推定されています。 時がくれば自然に治るのが
大部分です。 しかし、毎晩の夜尿ともなりますと両親や本人にストレスもか
かりますし、修学旅行や学校のお泊り会などもあり、できるものなら早く治し
てあげたいと思っています。

A 夜尿には多尿型、膀胱型、混合型があります!

1) 抗利尿ホルモンの夜間分泌量が少ない多尿型
  抗利尿ホルモンは脳から出るホルモンで、腎臓に作用して水の再吸収を
  うながし尿を濃縮します。
  このホルモンは夜に多く分泌され、夜間の尿量を昼間より少なくします。
  ホルモンの夜間分泌量が少なければ尿が濃縮されず、多尿になり、夜尿
  が起こってしまうのです。

2) 膀胱容量が小さい膀胱型
  膀胱機能は成長とともに発達し、4-5歳になると夜間は昼間の1.5~2倍の
  尿を溜められるようになります。 しかし、膀胱機能の発達が遅い場合、尿
  を溜めておくことができず夜尿になってしまいます。

3) 1) と 2)が両方ある場合(混合型)



B 夜尿症タイプをどのようにして決めるのか?

1) 尿浸透圧
  早朝尿の浸透圧を調べると、どれくらい濃縮されているかを知ることが
  できます。 この値が800(mOsm/l)以下ならば尿の濃縮度が低いこと
  になり、夜間の抗利尿ホルモンの分泌量が足りない、多尿型の夜尿と
  診断されます。

2) 夜間膀胱容量
  子供の夜間膀胱容量を図ることはかなり難しいので(特に夜尿症の
  子供の場合)、昼間の我慢尿量を測定して代用します。 正常値はおよそ、
  体重×7mlです。 この値以下の場合は膀胱容量が小さいと考えられ、
  膀胱型と診断されます。



C 夜尿症対策その1:生活習慣の改善

  夜尿症の治療の第一は先ず生活習慣の改善です。 生活習慣の改善
  のみで約2割の夜尿症が治癒するとされています。

1)多尿型の場合
  食事に含まれる塩分量を減らしてみてください。 塩分接種が少なければ、
  水分摂取量が減り、結局は夜間尿量が減少するはずです。
  又、就寝前2~3時間の水分摂取量を減らしてみましょう。
  又、寝る前には必ずしっかり排尿させてください。

2)膀胱型の場合
  尿意を訴えた場合、お話したり、本を読んだりして気をそらしながら排尿を
  我慢するようにしてみましょう。 我慢した後の尿量を測定してみましょう。
  我慢尿量が増えるのを実感すると、モチベーションが高まり早く夜尿から
  卒業できるかもしれません。



D 夜尿症対策その2:病院での治療

生活習慣で努力をしても夜尿が改善しない場合は病院にきて下記に述べる
ような治療を考えてみましょう。

1)抗利尿ホルモン薬(内服、点鼻)
 多尿型の夜尿の子供に使用します。 近年内服薬が使用可能になり、当院
 ではこれを使用しています。

2)抗コリン薬(内服)
 尿を多く膀胱に溜められるようにする薬です。 膀胱型の夜尿症の患者さん
 に使用します。

3) 抗利尿ホルモンと抗コリン薬の併用
  混合型の患者さんに使用します。

4)夜尿アラーム療法
  多尿型の夜尿症患者さんの場合、抗利尿ホルモン薬ですっきり夜尿が止
  まらない場合に夜尿アラーム療法を併用するようにしています。 すると
  比較的すみやかに夜尿から離脱できるようです。
  夜尿アラーム療法が何故夜尿に効くのかについてはまだ分かりません。
  恐らく睡眠中の排尿抑制訓練(我慢尿訓練)になるのだろうと考えられて
  います。